在外日本大使館・領事館への出生届(国籍留保届)の出し方

海外で日本人の子どもが生まれ、その子が片方の外国人の親からその国籍を受け継いだり、出生地主義の国籍法を持つ国で生まれたりして、出生と同時に他の国籍も持っている場合、出生から3か月以内に在外日本公館に出生届(とともに国籍留保届)を提出しなければ、出生の時にさかのぼって日本国籍が失われてしまいます。

国籍法第十二条 

出生により外国の国籍を取得した日本国民で国外で生まれたものは、戸籍法(昭和二十二年法律第二百二十四号)の定めるところにより日本の国籍を留保する意思を表示しなければ、その出生の時にさかのぼつて日本の国籍を失う。


このことは近年は各国の大使館・領事館のホームページにも詳しくお知らせが掲載されるようになりましたが、まだまだ知らない人が多いのも現状です。各国の国籍法改正も進み、滞在年数の長い外国人同士の夫婦の子どもに自動的に自国の国籍を与える国なども出てきているので、日本人同士の夫婦だからと安心していると、知らないうちに子供は複数国籍を持って生まれている場合もあり、うっかり3か月を過ぎてしまって、日本人の家族でその子供だけ日本国籍を取れなかったという状況も生まれています。

「出生から3か月以内」という規定は、最近のコロナ禍の中、滞在国の日本大使館や領事館に出かけることもますます難しくなっているので大変短く厳しい規定です。そのような場合はどのようにしたらいいのか、郵送で届けることも可能なのか、など会員限定の記事で詳しくご説明しています。

閲覧数:48回0件のコメント

最新記事

すべて表示

この夏には参議院選挙が行われますが、そのあと開かれる臨時国会用に提出する署名を集めています。 ホームページの「請願署名用紙」のページから用紙をダインロードして印刷できます。裏表を印刷しなくても、署名欄だけ印刷して署名を集めてくださっても結構です。署名の送り先は、contact@kokusaikazoku.com にメールでお尋ねください。 ホームページでは署名の締め切り日を6月30日にしていますが

2022年4月1日から、民法の成人年齢が18歳に引き下げられたため、国籍選択届の提出期限 ~~~~~~~~~~~~ 国籍法第14条:外国の国籍を有する日本国民は、外国及び日本の国籍を有することとなつた時が二十歳に達する以前であるときは二十二歳に達するまでに、 ~~~~~~~~~~~~ の下線の部分が、 ~~~~~~~~~~~~ 外国の国籍を有する日本国民は、外国及び日本の国籍を有することとなつた時

3月29日、日本時間15時40分から東京地裁での第3回公判の報告会が開かれウェビナーで参加された会員の方も多かったことと思います。 弁護団HPからの、準備書面と報告会の際のパワーポイントの資料のリンクをご紹介します。 内容は主に、前回の公判で7番と8番の原告がまだ外国籍を取得していない状況なのに違憲訴訟の原告として加わることはできないという裁判所の門前払いの決定についての反論を、在外邦人選挙権制